magic-Talker's EP-7000J(2)

以前に私が英語を始めた頃のことを書きました。30台を半ばも過ぎようという頃から突然英語が必要になり、正直どうしたもんかな〜と焦っていた頃のことです。

  • 英会話という形での英語学習を初めてまだ半年くらいでしょうか?会社で毎週参加する英会話のクラスでアメリカ人の女性の先生が使っていた機械がありました。ソニーの製品でした。
  • 先生はひとしきり会話の授業が終わったらその機械をおもむろに取り出しカードをスッと通します。カードの一枚一枚には磁気テープが貼り付けられておりそれで機械がそのカードに記憶されている一文を読み上げるというものでした。先生はその後、生徒一人一人に順番に「Can you repeat?」といってリピートさせていきます。
  • 実は私はその当時授業のその部分がとても楽しみでした。自分がどれだけ聞けるようになっているのか、そしてそれが自分で言えるのか?と知りたくて知りたくてたまらなかったからです。家でも映画や2カ国語放送にはトライもしましたがまだTOEICで言えばせいぜい600点にも届くかどうかという頃です。分かるわけがありません。そのせいで自分が分かるか分からないという微妙なレベルで単文を読み上げてくれるその機械はとても魅力的に見えたものです。
  • 買おうかな、とも思いましたがとても高くてがでなかったのを覚えています。
  • さてこんなことを書いたのは、その当時このmagic Talker'sが発売されていたらおそらく私は一も二もなく買っていたのではと思ったからです。収録されているレベルもちょうどそのソニーの機械のカードに入っていたレベルと同じくらいでしょう。それが50分テープで30本分、それで3万円弱。携帯用とはとても呼べないソニーの機械に比べてMDより小さなその筐体。時代の進歩とはいえ今の学習者はとても恵まれていますよね。
  • ということで最適レベルはTOEIC450〜700点あたりと思います(私の実力表では4級から3級の人ですね)。また、急な業務のアサインメントなどで早急な耳の慣れや発語の習得を限られた範囲ででも触れておきたい人、そのような人がもっとも適した人として浮かんできます。
  • ただいつでもどこでも持ち運べ好きなときにできるというのは便利なのですが、いつでもどこでもできると思って結局いつまでもどこでもやらなかったということにもなりかねませんが、そのあたりは個人のやる気に期待するしかありませんね。
  • 蛇足ですが、この製品は最近ANAやその他のショッピングカタログなどにも掲載されているようで結構人気機種のようです。さて次から上位機種の8000Jのレビューに移ります。